「雑穀クッキー」の作り方
「雑穀クッキー」を手作りする場合は、ミネラルやアミノ酸成分が豊富に含まれた、てんさい糖や黒砂糖などを使用すると、より大きなダイエット効果が得られるでしょう。それでは、1枚46kcalの穀物クッキー(20枚分)の作り方を紹介します。今回は、きび砂糖を使用しますが、これもカルシウムやマグネシウム、鉄分といったミネラルが豊富に含まれています。また、まろやかな甘さとコクのある、自然な風味の砂糖です。
1、フライパンで好みの雑穀大さじ3を、弱火でから煎りします。香ばしい香りがしてきて、煙が出てきたら火を止めます。
2、ボウルに、サラダ油大さじ3ときび砂糖(なければ白砂糖でも良い)35gを入れて、とろとろの状態になるまで混ぜます。さらに、水大さじ1を加えて混ぜ合わせます。
3、2に振るった小麦粉100gと塩ひとつまみを入れて、1を加えたら、生地全体がしっかりと馴染むまで、切るように混ぜ合わせます。
4、天板にオーブンシートを敷いて、3を小さじ1杯分ずつ並べます。フォークを水で濡らして、背でつぶすようにして広げます。180度に温めたオーブンで、約15~20分間焼いたら、完成です。
クッキーの熱を冷ますときは、クッキングシートの上に置いておけば、余分な油が取り除かれて、さらにヘルシーになります。
雑穀クッキーの効果的な食べ方は、便秘を改善するために、朝食の代わりとして、牛乳や水などの水分と一緒に食べると良いです。また、満腹感が得られるので、おやつの代わりに食べるのもおすすめです。
「雑穀クッキーダイエット」の効果
雑穀とは、あわ、キビ、ヒエといった、昔から日本で食べられてきた穀類のことです。しかし、食卓では白米が中心となり、存在が徐々に忘れられるようになりました。それが、近年では、雑穀の優れた栄養価により見直されてきています。
雑穀は精白されていないので、食物繊維やミネラルなどの優れた成分が豊富に残っています。ビタミンB群のうちのナイアシンは、脂質・糖質の代謝に重要な役割を果たします。また、コレステロールや中性脂肪を減らす作用もあるので、肥満予防には欠かせません。また食物繊維は、便秘の解消、満腹感の持続、老廃物の排出などに効果的です。
つまり、雑穀とは、体内の不要物を体外にどんどん排出し、血液をサラサラにしてくれる「解毒効果」に優れた食品なのです。この雑穀を使用した「雑穀クッキー」は、やせたい人や、便秘を改善したい人におすすめです。また、手軽に食べられるので、忙しくて食事が摂れない人にもおすすめです。
理想的なダイエット法は、食事の回数を減らさずに、食事をやせやすい内容に変えることです。雑穀クッキーなら、クッキーに含まれる小麦のデンプン質を、エネルギーとしてスムーズに変えて、体内に余分な脂肪を残りにくくしてくれます。