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肌のしくみ-2-

美白化粧品などによるシミなどのお手入れは、言い換えれば「表皮のお手入れ」とも言えます。
表皮のしくみについて、もう少し詳しく知っておくことにしましょう。
表皮を内側から見てみました。
・基底層
核のある円柱形の細胞が横一列に並んでいます。
真皮から受け取った栄養で、細胞が新しく作られたり分裂したりすることで、新しい肌が作り出されています。
基底細胞が新しく作られると、古いものはその上の有棘層に移動していきます。
シミの原因となるメラニン色素は、この部分にあるメラノサイトという細胞で生成されます。
メラノサイトは、基底層内の細胞の1/10程度の割合で存在しているといわれています。
美白化粧品の多くは、このメラニン色素の生成を抑制させる働きを持っています。
・有棘層(ゆうきょくそう)
表皮の中で一番厚い層です。
核をもつ多角形の大きな細胞が、10層ほど重なっています。
重なった細胞の間をリンパ液が流れ、それにより栄養を送っている大切な層です。
体内に入り込んだ異物を見つけ出す役割を持つ、樹枝状をしたランゲルハンス細胞といわれる細胞も、ここにあります。
・顆粒層
核をもった、ひし形をした細胞が1~4層重なっています。
ここで作られる、ガラス質状のたんぱく質ケラトヒアリンは光を屈折させる性質をもち、紫外線を反射する働きをしています。
・透明層
手のひらや足の裏などの皮膚の厚い箇所にのみに存在しています。
・角質層
皮膚の一番外側にあり、細菌や紫外線といった刺激から身体を守っています。
核のない平べったい形をした死んだ細胞(角質細胞)が、レンガのように重なっています。
基底層から徐々に押し上げられた細胞は、最後は硬い角質細胞となり剥がれ落ちます。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by  Date: 火曜日, 1月 19, 2010

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