基礎代謝2
基礎代謝は人によって違います。
それでは基礎代謝の違いにどのような要因が影響を与えているのか考えてみましょう。
先程も述べたように男性の方が女性よりも約10%基礎代謝が高くなります。
なぜならば男性の方が女性よりも体脂肪が少なくて、筋肉の代謝などが活発に行われるためです。
つまり男性のほうが体脂肪率は低いということが理由のひとつに挙げられます。
次の要因は「年齢」です。
男女共に10代後半がピークで、その後徐々に下がってきます。
次は「体格や職業」です。
日頃から体を使う筋肉労働に従事している人やスポーツ選手はもちろんスポーツをよくしている人のように一般の人よりも筋肉量が多いとその分基礎代謝も活発になります。
つまりエネルギーをいっぱい消費するから脂肪も燃焼して体脂肪率が低くなるという体脂肪率と比例関係にあるわけです。
次は「生活環境」です。
暖かいところに住んでいる人は基礎代謝が低く、寒冷地などの寒いところに住んでいる人は基礎代謝が高いという傾向にあります。
次は「栄養状態」です。
栄養をきちんと摂取できていない低栄養状態の場合は当然エネルギー消費も少ないので基礎代謝は低くなります。
栄養が足らないとタンパク質もうまく合成されずにエネルギーの消費を抑制してしまうそうです。
基礎代謝量は年齢別にある程度目安の数値が設定されています。
ダイエットなどを行う場合でも、最低限必要な基礎代謝量を摂っていないと栄養が不足して健康的なダイエットができません。
最低限必要な基礎代謝量を下回る食事制限はしないでください。