ニキビは肝臓と関係しているその3
また、肝臓には食品添加物も悪い影響を与えると言われています。
もちろん、たばこやお酒の刺激物もあまり良くありません。
これらの摂取により肝臓の解毒作用が弱まってしまいます。
すると、菌に対する体の抵抗力も弱ります。
このことで、肌においては、簡単に菌が繁殖するようになってしまいます。
それがニキビに繋がります。
ですから、ニキビを遠ざけたかったら、添加物が含まれる加工品ばかりでなく、なるべく自然のものを食べるようにしたいです。
また、お酒の量には気をつけて、タバコは出来たらやめたいものですね。
タバコはニキビだけでなく、体にとっては悪いものであり、何も良いことはありませんから、やめることをお勧めします。
肝臓が弱ると、体内のビタミンも不足しますから、それによって余分な黄体ホルモンが破壊されず、皮脂が増えることを引き起こします。
皮脂の量が急増すると、結果、ニキビが増えることになります。
ビタミンの中でも、ビタミンAが不足すると、毛嚢孔の角質増殖に繋がります。
毛穴が塞がり易くなってしまうのです。
また、ビタミンBが不足すると皮脂腺が活発に活動してしまい、ニキビが出来易くなってしまいます。
そして、便秘は、本来、排泄されるはずの毒素が体にまた吸収されている状態です。
これは毒素を分解している肝臓の仕事を不用意に増やすことになり、余計な負担となります。
そして、肝臓で対処できなかった分の毒素は皮膚へ出ます。
これで起こるトラブルがニキビなのです。
肌のしくみ-1-
美白、美肌を保つためには、肌のしくみについて知っておくことも大切です。
せっかくの美白、美肌化粧品も、正しい知識のもとでのお手入れでなくては、その効果もあらわれにくいのではないかと思います。
肌は、外側から順に、表皮(ひょうひ)・真皮(しんぴ)・皮下組織(ひかそしき)の三層から出来ています。
表皮は外的刺激から肌を守る働きをしています。
よく耳にする角質層とは、表皮の一番外側の部分です。
真皮は表皮の下にあり、コラーゲンやヒアルロン酸などによって肌の弾力を保つ働きをしています。
一番下にある皮下組織は、脂肪を蓄えることでクッションのような役割を担っています。
私たちが「皮膚」という言葉からイメージするのは、表皮と真皮までの部分だと思います。
この部分の厚さは平均で2ミリ、一番厚いとされる足の裏でも3ミリ程度です。
一番薄くなっているまぶたでは、0.6ミリといわれています。
マッサージだからといってゴシゴシと強くこすりすぎるのは、かえってお肌に良くないと言われるのも頷けますね。
シミやくすみのお手入れで重要になってくるのは、主に表皮の部分です。
表皮は、厚さが0.2ミリほどしかありません。
このごく薄い表皮の状態によって、お肌の状態も左右されます。
シミの原因となるメラニン色素も、この表皮にある細胞で作られています。
美白化粧品の多くは、含まれる美白成分によって、表皮のメラニン色素を減らすことで肌をくすみのない状態にしていこうというものです。