米ぬかクッキーと玄米クッキーの作り方
「米ぬかクッキー」30個分の作り方を紹介します。このクッキーは1枚約35Kcalで、便秘気味の人におすすめです。
1、米ぬか50gと薄力粉100gは、振るい合わせておきます。別のボウルにマーガリン50gを入れて、ふんわりとなるまで泡立てます。そして、てんさい糖20gと溶き卵1個分を順に入れて混ぜます。このとき、てんさい糖と卵は、それぞれ3回に分けて加えます。
2、1のボウルに、振るった米ぬかと薄力粉を加え、さっくりと混ぜ合わせます。ポロポロの状態になり、粉っぽさがなくなったら、手でひとまとめにします。
3、めん棒を使って、2の生地を暑さ3mm程度に伸ばして、好みの型で抜いていきます。そして、180度に温めたオーブンで、約15分間焼けば出来上がりです。
次は、1枚約18Kcalの「玄米クッキー」30個分の作り方を紹介します。このクッキーは、太りにくく、やせやすい体になります。
1、玄米粉50gと薄力粉100gを振るい合わせて、オリーブ油小さじ2と塩小さじ1/4を加えて混ぜ合わせます。さらに、水50mlを加えて練り、生地を手でひとまとめにします。
2、まな板などに打ち粉をして、1の生地をその上に置き、めん棒を使って生地を暑さ2mm程度に伸ばします。
3、好みの型で抜いて、160度に熱したオーブンで、約20分間焼いたら完成です。
玄米粉は、できれば、玄米をミキサーなどで、粗い粉末状にして使用してください。
「玄米クッキーダイエット」の効果
玄米の栄養成分は、ほぼ米ぬかと同じです。違う点は、玄米は、白米の部分が残っているので、多くの「デンプン」が含まれていることです。「デンプンは太る」というイメージをもっている人も多いと思いますが、必ずしもそうとは言えません。
デンプンは、体の中で分解されると「ブドウ糖」に変わります。ブドウ糖は、私たちが活動するために必要となる、大切なエネルギー源です。そのために、摂りすぎなければ、体内に脂肪として蓄積されることはなく、熱エネルギーとなり、体外へ出ていくのです。
ダイエットだからと言って、全く炭水化物を摂らない人がいますが、そうすると、エネルギーが燃えないので、脂肪も燃焼しにくくなってしまします。カロリーの摂取量が減るので、一時的には体重が減るかもしれません。ところが、体は、わずかなエネルギー量で活動しなければならず、基礎代謝を下げようとするので、逆に太りやすくなってしまい、リバウンドすることになります。
玄米も炭水化物の仲間ですが、粒状であるために、消化・吸収されるのに時間がかかるので、急激に血糖値が上昇するのを防ぎ、インスリンの分泌を抑制します。インスリンは、糖類を脂肪に変えて、体内に蓄積させる作用をもつホルモンです。
したがって、インスリン分泌が少ない玄米は、太りにくい食品と言えるのです。そのため、玄米クッキーを作る場合は、早く消化してしまう細かい粉末状の玄米粉を使うのではなく、玄米をそのままミルサーなどで粗い粉末にして作りましょう。玄米クッキーの食べ方は、炭水化物が多めなので、2、3枚食事の前に食べて、主食を減らすようにしましょう。