地盤沈下
地震が発生すると、地盤沈下が起こります。
地盤の液状化、流動化です。
地盤がささえを失い、建物が傾いたり地盤が陥没します。
沈下は地震後数年続きます。
ですから、地盤改良しない限りずっと補修を続けなければなりません。
いくら建物に耐震補強工事や免震を施しても地盤が悪くては何もなりません。
このような場合、地盤改良する必要があるのです。
液状化は埋立地、低湿地、溜め池を埋め立てた台地などに起こりやすいです。
具体的な対策には、建物を持ち上げて他へ移しておき、軟弱な地盤を良質で丈夫なものに改良する方法。
他には、薬を注入して地盤を修正する方法。
地盤に杭を打ち込む方法。
建物から基礎だけをはずし地盤改良後、さらに基礎も作り直す方法などいろいろあります。
また丘陵地の山を削った土砂で谷を埋めてつくる、「谷埋め盛土」は地盤の流動化が起こりやすいです。
流動化とは、液状化よりもひどい現象です。
地盤が傾きその影響で建物などが流されてしまうのです。
ひどいときには土石流化し、近隣の家をつぶしてしまうこともあります。
対策としては液状化の際と同じです。地盤改良です。
地盤を締め固めたり、杭を打ち込んだり、水を抜くなど、軟弱な地盤を丈夫にします。
まずは、自分の家の地質調査を行い、地盤沈下の危険度を認識することから始めましょう。
液状化などの危険性は調査報告書をもとにきちんと説明を受けましょう。
また自治体によって液状化マップなども作成されています。
自宅周辺の状態を確認しましょう。