短期集中型注意事項
楽して痩せることは難しいですが、この短期集中型スープダイエットはお腹につらいダイエットを楽しい気持ちで乗り切れるよう、ルールの中に多少のゆるさも含んでいます。
このスープダイエットのプログラム通りにきっちりやり遂げよう、と気負い過ぎないことが大切です。
自分を追い込んでストレスだらけの生活を送ることは、ダイエットにマイナスの結果をもたらします。
少しならゆるめても大丈夫だ、という気持ちの余裕が必要なのです。
しかしこのダイエットにもやはり気に留めておくべき注意事項はいくつかあります。
それをここではお話したいと思います。
1週間以上はこのプログラムを続けないようにしましょう。
短期集中型ではタンパク質や炭水化物が足りない状態になっていますので、1週間以上続けると栄養不足になってしまいます。
もう一度行ないたい時は、2週間以上開けてからにしましょう。
アルコールはできるだけ飲まないようにしましょう。
絶対に飲んではいけない、というわけではありませんが、アルコールは体内の脂肪の燃焼を邪魔しますので、飲まない方がダイエットの効果は上がります。
炭酸飲料は飲まないようにしましょう。
水分補給は、水、お茶、コーヒー(ブラック)、フルーツジュース(甘味料なし)、無脂肪乳のみにしてください。
揚げ物、パン、小麦粉製品、米、豆、芋類、かぼちゃ、にんじんを食べないようにしましょう。
ただし、ダイエットプログラムの中にはベイクドポテトを食べてもよい日が設けられています。
砂糖、甘味料は口にしてはいけません。
いくつかのルールはありますが、このダイエットを始めるにあたって、これから食生活を変えられることに嬉しさと期待をもって取り組んでくださいね。
健康増進型注意事項
人が本来持っている健康な体に戻す効果が期待できる、甘い野菜スープを使ったダイエット法ですが、このダイエットを実践するにあたっていくつか気をつけておきたいことがあります。
基本的にこのスープは野菜と水だけを材料としているので、もともと普通の食事をしていた人が飲む分には何ら問題はありません。
しかし中には「腎臓が悪くカリウムの摂取を控えめにするよう言われていますが、この野菜スープは飲んでも大丈夫でしょうか?」と不安を持つ人もいます。
この野菜スープにも含まれているカリウムは血圧が高めの人には血圧改善のために効果的なのですが、腎臓を悪くしている人はカリウム摂取を制限されることがあるのです。
もちろん心配なことは主治医と相談した上で実践すべきですが、野菜スープダイエットをしたい場合は日頃摂っている果物や黒砂糖を減らし、全体としてのカリウム摂取量を調整するとよいでしょう。
また、スープに自然塩をひとつまみ加えると栄養成分のバランスが整い、腎臓にも優しいスープになります。
その他、野菜スープダイエットを控えた方がよいケースとして重い腎臓病の人、腸閉塞を起こしている人、ひどい下痢をしている人など、水分やミネラルの摂取を制限されている場合があります。
それ以外であれば、子どもからお年寄りまで、また妊婦さんでもこの野菜スープダイエットを実践しても大丈夫だそうです。
むしろ食生活を見直す必要のある大切な時期に、このスープを飲むことが有効に働くでしょう。
スープを飲むときの注意事項ですが、なるべくスープは温かい状態で飲んでください。
夏場の暑いときでも、スープを冷やすことなくせめて常温で飲むようにしましょう。
またまとめて作って冷蔵庫で保存しておいたスープを温める際は、なるべく電子レンジではなく鍋で温めるようにしてください。
できるだけ自然な状態のスープを飲むことが理想なのです。