応急処置
地震の際、多くの重軽傷者がでると思われます。
地震の混乱の中、救急車を待っていてもなかなか到着できないでしょう。
初期手当てを地域の人みんなで協力してできるようにしましょう。
そのために最低限の知識を持ちましょう。
まずは、落下物や瓦礫などがない安全な場所を確保して対応しましょう。
骨折の疑いがあるとき。
絶対に無理に動かさないようにしましょう。
添え木や硬い棒や本など硬いもので腕を固定しましょう。
骨折箇所の上下分くらいの長さのものを使用しましょう。
そしてハンカチ、布、ネクタイ、紐などで縛ります。
強く固定しすぎないように、傷病者の様子を見ながら行いましょう。
出血したとき。
まず止血をしなければなりません。
傷口が汚れていたら、水などで洗い流す。
傷口に、ガーゼやハンカチなど清潔な布をあてます。
ハンカチ、布、ネクタイ、紐などで強めに縛り止血します。
やけどしたとき。
やけどしたら、まず流水で冷やしましょう。
痛みがなくなるまでずっと流水で冷やします。
汲んだ水に浸すより、流水で冷やしたほうがよく冷えます。
何より大事なことは、服の上からやけどした場合は、必ず服の上から冷やしましょう。
やけどして冷やさずに服を脱ぐと、皮膚が服と一緒にはがれてしまう危険があります。
心臓発作や脳卒中などの疑いで倒れている、意識がない人がいたら絶対安静です。
ゆすったりせずに、安静に寝かせて助けを呼びましょう。
吐物などで窒息しないよう顔を横向きにしてあげましょう。