美白成分について
現在はさまざまな種類の美白化粧品が売られています。
含まれている美白成分も、化粧品メーカーや商品によってさまざまで、お肌へ作用の仕方も異なります。
美白というと、肌を白くするブリーチのようなものを想像される方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの美白成分は、お肌の中のメラニン色素の生成を抑えるという働きをしています。
メラニン色素は人間が持っている色素細胞で、黒い色をしています。
メラニン色素自体が光を吸収することで、紫外線を体内に入れない働きをしており、紫外線などによるダメージを防ぐため作り出されます。
シミは、メラニン色素が肌に沈着することででき、これを防ぐのが美白成分ということになります。
美白成分の作用は、メラニン色素を生成する「チロシナーゼ」という酵素の活性化を抑えるというものが主流です。
最近では、新しい美白成分の研究開発に加えて、肌のメカニズムや日焼けの起こるメカニズムなどもどんどん解明されつつあり、このメラニン色素そのものに作用する美白成分も登場しています。
何十年も前から、美白成分についてはいろいろな研究がされてきました。
今でも多くの美白成分が、継続して研究されています。
現在の日本で厚生労働省により医薬部外品の承認を受けている美白成分は、下記の9種類ですが、もっと美白効果の高く安全な成分が、今後も続々と登場することと思います。
1.ビタミンC誘導体
2.アルブチン
3.プラセンタエキス
4.エラグ酸
5.カモミラET
6.ルシノール
7.t-AM美白成分CHA
8.トラネキサム酸
9.リノール酸