アスリートモード
体脂肪率を測定するための体脂肪計には、アスリートモード機能がついている体脂肪計があります。
アスリートモードとは、日頃から体を鍛えていて一般の人よりも筋肉がついている人が正確に体脂肪率を測定できるように設定された機能です。
日頃からトレーニングなどを行って筋肉を鍛えている人は、筋肉量が普通の人よりも多く骨格も太くなっている場合が多いです。
このような体型の場合、筋肉の中に含まれている水分量も普通の人とは違います。
体脂肪計は一般的に体内に電気を流してその電気抵抗から測定するインピーダンス法で測定されるため、水分量が違うと電気抵抗にも違いがでてしまい正しい体脂肪率を測定できないのです。
このような身体組成の違いを考慮して一般の人とスポーツ選手などのアスリートとは別の測定モードで測定できるようになっているのです。
体脂肪計にはもともと多くの人のデータがはいっており、その参考データもアスリート達のデータをもとにしています。
次の人はアスリートモードを使うといいです。
1週間に筋肉トレーニングなどを12時間以上行っている人。
実業団やスポーツ団体に所属して本格的に選手として競技会などへの参加を目標としている人。
プロのスポーツ選手はもちろんです。
ボディービルなどを行って日頃から筋肉を鍛えていてあきらかに一般の人よりも筋肉量が多い人です。
体脂肪計にはこのアスリートモードがついているものとついていないものがあります。
アスリートモードを必要とする条件に当てはまる人は、この機能がついているものを使って体脂肪率を測定するようにするといいです。
体脂肪計の選び方2
体脂肪率の測定方法以外にも体脂肪計を選ぶポイントがあります。
続いてのポイントは「測定単位」についてです。
体脂肪率については0.1%単位のものがいいです。
今はほとんどの体脂肪計が0.1%になっていますから問題ありません。
問題は体重の方です。
体重については100g単位での計測可能なものがいいです。
一般の体重計は100kgまでは100g単位で測定できて、100kgを超えると500g単位になるものがあります。
100kgを超える体重の人は100kgを超えても100g単位で測定できるものを選ぶといいです。
ダイエットをしている人が気にするべきことは、体重と体脂肪率そして筋肉量や基礎代謝についてです。
筋肉量や基礎代謝の変化については、体組成計を使って知ることができます。
体脂肪計にこの体組成計もついているとさらにいいです。
また体脂肪計には個人の身長や体重などの情報を入力するので複数人数の情報を入力できるようになっています。
4人登録できるものや2人しか登録できないものなど様々です。
家庭などで使うとき、利用者は何人になのかを確認して、利用者全員登録できるタイプの体脂肪計を選ぶことが必要です。
体脂肪計を選ぶときは以上のことを考慮して選ぶようにしましょう。
またいくら安いからといって無名メーカーのものを買うのは控えた方がいいです。
体脂肪計は多くのデータから体脂肪率を算出しています。
そのためこのデータ量が少ないものや精度が低いものだと、測定された値の精度も低くなります。
ある程度有名メーカーのものを選ぶ方が、体脂肪率の値も正確に近いものが測定できると思います。
体脂肪計の選び方
体脂肪計には体脂肪率の測定方法によって大きく3種類に分けられます。
まず1つ目は手で握って体脂肪率を測定するタイプの体脂肪計。
これは手のひらから体への電気の通り具体によって体脂肪率を算出するものです。
このタイプの体脂肪計のメリットとしては、測定が簡単なこと。
測ってすぐに手元で数値を確認できるのでわかりやすいこと。
自分で情報を入力するので、体重も正確に入力できて洋服を着ていても体脂肪率をきちんと測定することができます。
デメリットとしては、上半身の体型に影響を受けてしまうこと。
体重が変わるとその都度情報を入れなおさなければならないこと。
腕の伸ばし方など測定する際の姿勢によっても数値に影響がでてしまうことです。
2つ目は体重計のように乗って足裏から体脂肪率を測定するタイプです。
メリットとしては、乗るだけで体脂肪率を知ることができる簡単測定であること。
体重計と一緒になっているので、体重が変わってもその都度設定する必要がないことです。
デメリットとしては、下半身の体型に影響を受けてしまうこと。
数値が足元に表示されるので確認しにくいこと。
足裏で測定するため、靴下を脱いで裸足にならなければならないこと。
体重を一緒に量ってもらえるけれど、そのため裸になって正確な体重を量らなければ正確な体脂肪率を測定できないことです。
3つ目は全身で測定するタイプです。
このタイプは両手両足全てを使います。
メリットとしては、測定結果に正確性が増すことです。
体脂肪計のタイプによっては右腕、左腕など部位毎に計測できるものがあります。
デメリットとしては測定時間が長くなってしまうことです。
体脂肪計の使い方
体脂肪率を家庭用の体脂肪計で正確に測るには限界があるようです。
しかし正しい測定方法を行うことで、少しでも正確な値に近づけることはできると思います。
ここでは正しい体脂肪計の使い方をご紹介します。
まず体脂肪率測定の前に、体脂肪計に個人データを入力しなければなりません。
身長、年齢、性別など必要入力項目については、正しい情報を入力するようにしましょう。
年齢や身長などにサバをよまないようにしましょう。
体脂肪計による体脂肪率の測定は、多くの人のデータを元にして体脂肪率の計算式を算出しています。
そのため正しい計算式に当てはめて測定するには、正しいデータ入力が必要なのです。
スポーツ選手のような筋肉比率が高い人は、体脂肪計の「アスリートモード」を利用して測定するようにしましょう。
一般的にあるモードではなく、一部の体脂肪計にしかありません。
測定時間は、夜に入浴してから2時間後くらいまでの就寝前タイムが一番望ましいようです。
この時間が人間の体内における水分量や分布状態が落ち着いているので、正確な値を測定することができます。
そして毎日同じ時間帯、同じ条件で計測することが体脂肪率を正しく測るための最も大切なことです。
同じ時間帯に測定しても昨日は入浴後で今日は入浴前では体の条件が異なるため正確には測れません。
また測定時は素手と素足で行います。
手や足に汗など水分がついていると電流の流れが変わり正確に測定できませんからきちんと拭き取ってから行うようにします。
最低でも以上のようなことに気をつけて体脂肪計を正しく使って体脂肪率のより正しい値を測定してみてください。
体脂肪計
現在、家庭用などで主流となって普及している体脂肪率測定の機器は電圧と電流の比を利用している「生体インピーダンス」です。
この生体インピーダンスを利用した立ったまま両腕を伸ばして持つタイプの体脂肪計が普及しています。
この生体インピーダンスでは、体に微弱の電流を流して、インピーダンスを測定して体脂肪率を測定するというものです。
市販されている体脂肪計においてはほとんどがこの生体インピーダンス法を使っています。
最も簡単で便利な体脂肪率の測定法と言えるでしょう。
しかしながらこの生体インピーダンス法を使っての体脂肪率測定にはいくつかの問題点があります。
それは生体インピーダンスでは、体の状態によって大きく影響を受けるため、起床時や就寝直前など同日でも測定した時間によって体脂肪率の値に大きな違いがでてしまうことです。
また機器自体の問題として、インピーダンスを測定して体脂肪率を推定する電子システムが製造メーカーによって差があるため機器によって体脂肪率の値に違いがでてしまいます。
他にもスポーツ選手のように体の筋肉比率が高い人の場合、一般人とは生体インピーダンスが違うため正確に体脂肪率の値が測定できないことも挙げられます。
このようにして簡単に体脂肪率を測定できると普及している体脂肪計ですが、その値は正確さに欠けるものがあります。
その他にも多くの体脂肪率測定方法がありますが、大掛かりなものが多いため一般家庭で利用することは難しいようです。
体脂肪率とは
最近では体重を量ると同時に体脂肪率も測ることができる体重計が家庭でも主流となってきています。
体脂肪率とは、体重に対して体脂肪がどれくらいの割合であるかを計算したものです。
つまり自分の体重の中で何%が体脂肪なのかを測定したものです。
この体脂肪率によって、肥満度を知ることができます。
一般の成人男性の場合、体脂肪率が20%以上で軽度肥満、体脂肪率が25%以上で中度肥満、体脂肪率が30%以上で重度肥満と言われています。
男性の平均は10%~19%です。
女性の場合、体脂肪率が30%以上で軽度肥満、体脂肪率が35%以上で中度肥満、体脂肪率が40%以上で重度肥満と言われています。
女性の平均は20%~29%です。
ちなみに肥満とは、体の中に体脂肪が増えすぎてしまった状態のことを言います。
昔は体脂肪率の測定も困難で気軽にその値を知ることはできませんでした。
体脂肪計が一般に普及するようになったのは最近のことです。
体脂肪率は低ければいいと言うものでもありません。
あまりに低すぎても体温が低下したり、筋力が低下したりするのでよくありません。
体脂肪率の計算方法は、「体脂肪量÷体重×100」となっています。
家庭用の体脂肪計は多く流通しています。
気軽に測ることができますから、自分の体脂肪率をチェックしてみましょう。
体脂肪率を知ることによって自分の体脂肪の量を知って肥満度がわかるだけではなく、体脂肪率の意味自体についても理解して、体の状況を把握して健康管理をする助けとなります。