ターンオーバーと美白
表皮の一番内部にある基底層で新しく作られた細胞は、順々に表面側へと移動していきながら、最後は一番外側の角質層で角質細胞になります。
角質細胞は、ある程度の期間その場に留まった後、表面から順番にアカとして剥がれ落ちていきます。
この一連の代謝のことを、「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーは、通常6週間程度という一定のサイクルで行われています。
肌が健康な状態では、このサイクルが崩れることはなく、角質層も常に一定の厚さに保たれ、厚くなったり薄くなったりすることはありません。
ターンオーバーは表皮でのみ行われ、その下の真皮では行われないため、真皮に傷がついてしまうと完全には元に戻りません。
そのため、真皮には強力にガードしてくれる何かが必要で、その役割を果たしているのが、表皮というわけです。
シミの原因となるメラニン色素は、基底層にあるメラノサイトという細胞で作られ、真皮に紫外線が届かないように、黒いカーテンのような役割をしています。
メラニン色素は、ターンオーバーにより角質層まで押し上げられ、やがて角質細胞となり剥がれ落ちていきますが、加齢とともに基底層の働きが弱ってくると、真皮に落ち込んでしまったり、ターンオーバーのリズムが狂ったりということが起こります。
これがシミとなって残ってしまう原因です。
美白化粧品は、メラニン色素生成を抑制するものがほとんどですが、最近では、ターンオーバーに重点を置いた美白化粧品も登場しています。
短期集中型バスタイムの過ごし方
毎日同じスープを食べるスープダイエットでは、夜が来るたび「今日も何とか乗り切ったな」とホッとすることでしょう。
この夜の過ごし方にも気をつけて、ダイエットを成功させましょう。
ここでは身体的にも精神的にもリラックスできるバスタイムの過ごし方についてお話したいと思います。
皆さんは半身浴をしたことがありますか?
名前の通り、体の半分だけを湯船につけて血行をよくし代謝を上げる入浴法です。
代謝が上がるのでダイエット効果が上がり、疲労回復にも効果的です。
まずお湯の温度は38~40度(体温よりやや高め)に設定し、湯量は座っておへその上辺りになるようにためます。
そこへ20分~30分ほど浸かります。
腕はお湯から出しておいてくださいね。
湯船に浸かる時間が長いので退屈してしまう人は、本などを読みながら過ごすとよいでしょう。
なんだか優雅なバスタイムですね。
でも優雅さとは似つかわしくないほどの大量の汗が出てきますよ。
代謝がよくなっているな、と実感できるほどの発汗があります。
また湯船の中でストレッチをすると、さらに筋肉の柔軟性が期待できます。
代謝を上げるためにも、筋肉を柔軟にして血液をどんどん送ってもらいましょう。
湯船に座った状態で体を左右同じようにひねったり、長座から片足を曲げて胸にくっつけたり、両手を湯船の底につけて体を持ち上げるというストレッチを取り入れてみてください。
入浴剤にトウガラシエキスなど発汗作用のある成分が含まれたものを用いるのも、ダイエット中のバスタイムにはお勧めです。