ライトの点検方法
ユーザー車検を受ける前の点検の一つとして、ライトの点検を説明します。
スモールライトを点灯させ、フロントの左右とバックのテールランプが間違いなく点灯しているかチェックします。
ヘッド・ライトを点灯させ、フロントの左右が暗くても見えるようになるかチェックします。
この時に、バックのナンバーの電球が点灯しているかもチェックしてください。
センターに一つの電球のケースと、二つの球が左右についているケースがあります。
フォグランプが全て点灯しているかをチェックしてください。
ヘッド・ライトをアップにして付けます。
右ハンドルの車はややライト気味に、左ハンドルの車はレフト気味に強くライトが向くようになっています。
歩行者の安全のために、強く光を当てないように設計されているからだと言われています。
注意点
もし、前回車検を受けた時から今回の車検までに後ろからぶつかられる事故を経験していたり、前方部分のバンパーの修理をしたりしている車であることが判明している場合は、修理のプロセスの中でライトの向きがずれていることがあり、受験コースのライト廻りのテスターで判定NGが出る場合があります。
この対策は難しいですので、心配な方は車検場の受験コースに入る前に、前もって専門の人(ディーラーやカーショップ)にて点検してもらうことをお薦めします。
方向指示器を“右”に点滅させ、フロントとバックからチェックします。
方向指示器を“左”に点滅させ、フロントとバックからチェックします。
ハザード(三角マーク)を点滅させ、フロントとバックからチェックします。
ブレーキをかけて、シフトレバーRに切り替え、バックからバックランプがついているかチェックします。
ライン検査(外観検査)
検査ラインをやる前に、外観検査をやる必要があります。
ライトの状態やタイヤの磨耗、ナットの緩み具合などを検査員が点検していきます。
・前の人の外観検査が終了すると、あなたの前に検査員が立ちますので、それぞれのライト類を付けていきます。
スモールを付けて、ライトを下・上向きと点灯させます。
そして、一回消灯し、パッシングをします。)
そのあと、ウインカーを左、右と何回か点灯させ、ハザードランプを何回か点灯させます。
そしてウォッシャー液を噴出し、ワイパーを動かし、クラクションを1回鳴らします。
これでフロントから行う点検は以上です。
・前から行う点検が終了すると、今度は運転席側に来ますので、書類をだします。
この際に、全走行距離を見ます。
次にボンネットをひらき、エンジンルームを確認し、車体番号や車検証が正しいか、確認します。
その後、タイヤの磨耗やナットの緩み具合などを点検し、車のバック側に回ります。
・検査員が車のバック側に来たら、再度ライト類の検査をします。
スモールにして、尾灯、ナンバー灯を付けて、ブレーキを踏んでランプを点灯させます。
その後、ウインカーを左、右と何回か点灯させ、その後にハザードランプを何回か点灯させます。
外観検査は以上です。
もし判定がOkであれば、自動車検査表の灯火、ヘッド・ライトにOKの印を押して書類を返してくれます。
注意点
外観検査でよくNGになるのはブレーキランプが多いです。
ヘッド・ライト、ウインカーなどは自分で確認できますが、ブレーキは1人では見られませんので、見落としがちになる場所です。
友人に見てもらったり、ガソリンスタンドや予備検査など自分以外のひとに確認してもらったりしてください。