介護保険のしくみ
介護ヘルパーと言われる仕事の中でも、ホームヘルパーは近年需要も供給も増加傾向にあります。
介護保険に加入をし、いざ要介護認定を受けたとしても、実際に介護ヘルパーを頼むにも知識が全くないと困ります。
来てもらえる時間もさっぱりわからないですよね。介護保険の内容も知らない方も多数いらっしゃいます。
何時から何時まで来てもらえて、何時間の介護が可能なのか?も疑問です。
これは依頼する事業所によって違ってくるそうです。
24時間体制のところもありますが、通常は朝8時以降の18時までが多いかと思います。
それ以前や夜までになる場合は、割増料金が発生してくることも考えられますので気をつけましょう。
大抵は必要なケアが決まってくるので、その内容によって介護ヘルパーを依頼するといった形になっているようです。
お風呂だけをお願いしたいという方もみえますので、そうすれば1時間だけの依頼で済みます。
それを1日に1回、1時間~2時間、週に何回、などといった具合で決めていきます。
ホームヘルパーを依頼するにはお金も必要です。住む地区の自治体によって値段は違うかと思いますので調べてみましょう。
大抵は30分単位で値段が決まっています。主な介護内容は、体のお世話やオムツの交換、食事介助やお風呂介助のようです。
本人負担が1割の、9割が税金より支払われます。
この介護保険制度ができてから、実に依頼しやすくなり頼む人も多くなってきています。
例えば介護する人が眠ってしまっても料金は発生するので、結果的に起こしてケアすることになってしまいます。
家族が一緒に住んでいる場合は、お昼寝の時間などの調整も必要となってきます。
ホームヘルパーの仕事
介護ヘルパーの中でも、ホームヘルパーは自宅へ伺い介護をします。
生活のお手伝いをする、といったほうがわかりやすいでしょうか。
よくお手伝いさんと間違う方もいらっしゃいますが、基本的に家事を手伝うことは同じです。
しかし、様々な手助けも必要となってきます。
通院されている方なら、タクシーを手配し、車椅子の方ならタクシーの運転手さんと一緒に車に乗せ、病院まで連れて行きます。
その他買い物も頼まれ、必要であれば食事も作ります。
家族と一緒に住んでいる介護者の方ならば必要ないでしょう。
介護者とヘルパーが同姓の場合、お風呂の介護もすることがあります。
手足が不自由な方の場合、座ることさえできれば自宅のお風呂で入れます。
頭と体をシャワーで流す程度のお仕事となるでしょうが、介護者の希望にもよるところがあるようです。
大切なことは、介護者とヘルパーの信頼関係だと思います。
なにしろ自宅に他人を招きいれるのですから、最初は警戒していてもおかしくはありません。
次第に安心感を持ってもらい、少しずつ信頼されれば嬉しいことですね。
介護ヘルパーの基本としては、介護者宅での飲食は禁止としている事業主が多いです。
馴れ合いを防ぐためでしょう。
家族に勧められても断るのが原則です。
家族は、他人が家に入るということでかなり気を使います。
掃除をしに仕事をするはずが、わざわざ掃除をして出迎えるといったことも最初はあるでしょう。
ヘルパーの飲み物や食事に関しても気になることでしょう。
そこを上手く気を使わせないようにできると、一人前の介護ヘルパーとなるのでしょうね。