食事改善型雑穀リゾット
他のスープダイエットの説明の中にもありましたが、健康的なダイエットでは白米より玄米や雑穀ご飯をすすめられます。
雑穀は最近流行っていますので、スーパーでも簡単に手に入りますし、手間がかからないように改良されていますので炊き方も白米とそんなに変わらず簡単です。
ここではそんな雑穀ご飯を使ったスープ「雑穀リゾット」のレシピを紹介します。
【材料】2人分:トマト…1/2個、玉ねぎ…1/4個、パプリカ(赤・黄)…各1/4個ずつ、ピーマン…1/2個、しめじ…30g、にんにく…1片、雑穀ご飯…200g、水…2カップ、白ワイン…大さじ2、オリーブオイル…小さじ2、塩こしょう…少々
【作り方】1.玉ねぎ、にんにくはみじん切りに、トマト、パプリカ、ピーマンは1cm角に切り、しめじは石づきをとって小さく分けておきます。
2.雑穀ご飯はザルに入れて水洗いをし、ぬめりをとっておきます。
3.フライパンを熱してオリーブオイルを入れ、弱火でにんにくを炒めて香りが立ってきたら玉ねぎを入れて透き通るまで炒めます。
そこへパプリカ、ピーマン、雑穀ご飯を加えて中火で炒めます。
さらにトマトを加えてなじませたら白ワインを加えて強火にしてアルコールを飛ばします。
4.3.にしめじ、水を入れて強火にし、煮立ってきたら弱火にして2~3分煮、塩こしょうで味を整えます。
1人分のカロリーはおよそ260kcalになります。
主食になるリゾットとしては低カロリーに抑えられていると思います。
また、このレシピはカラフルで見た目にも楽しいリゾットです。
ピーマンに豊富に含まれるカロチンは油で炒めることでからだへの吸収がよくなります。
その他ピーマンに含まれるビタミンCは熱で壊されにくいので、炒めてスープやリゾットに利用するのがおすすめです。
短期集中型原料となる野菜のパワー
短期集中型スープダイエットの主役になるスープは、玉ねぎ、キャベツ、ピーマン、セロリ、トマトの5種類の野菜を使って作ります。
家にある野菜を何でもいいから煮込んで作ったスープでは、ダイエットの効果も半減してしまうでしょう。
この5種類の野菜だからこそ、意味があるのです。
ここではこれら5種類の野菜のパワーについてお話したいと思います。
●玉ねぎ
玉ねぎに含まれているケルセチンという物質は、体の中に溜まっている毒素や老廃物を排出する働きを持っています。
また脂肪を燃やす酵素の働きを手助けします。
このケルセチンを効率よく体内に取り込むためには、生で食べるよりスープにした方がスムーズです。
玉ねぎが血液をサラサラにする、という話も有名ですが、血液がサラサラと流れれば代謝が上がり、痩せやすい体質になっていきます。
●キャベツ
キャベツにはビタミンCも含まれますが、ここでは食物繊維にも注目します。
食物繊維は便秘の解消に有効です。
また食物繊維が豊富なキャベツは、食べるときに自然と噛む回数が多くなります。
よく噛むことで満腹中枢が刺激されるので、満腹感が得られやすくなります。
●ピーマン
ビタミンA、ビタミンC、カロチンの含有量が多く、ダイエット中に不足しがちな栄養分を補う役割を果たします。
ビタミンCは加熱に弱い栄養素ですが、ピーマンに含まれるビタミンCは火を通しても壊れにくいのが特徴です。
最近ではカラーピーマンもスーパーでよく見かけるようになりましたが、赤ピーマンには緑のピーマンよりも多くのカロチンやビタミンCが含まれています。
●セロリ
キャベツと同様、食物繊維が豊富に含まれています。
さらにカルシウムやカリウムなどもたっぷり入っている野菜です。
普段あまり葉を使うことはないかもしれませんが、実は茎より葉の方にビタミンが豊富に含まれています。
スープには丸ごと使いましょう。
●トマト
トマトの栄養で有名なのが名前もかわいいリコピンでしょう。
リコピンには美容効果だけでなく脂肪細胞を減らす効果もあると言われます。
またトマトにはカリウムも含まれ、これは体の中の過剰な塩分を排出させる働きがあります。