食事改善型ミネストローネ
短期集中型のスープダイエットでは、決まったレシピのスープを毎日の食事代わりに飲むというルールがありますが、そのようなヘルシーなスープを普段の食事メニューとして積極的に取り込んでいれば肥満は防ぐことができるでしょう。
ただし期間限定だからうす味でも我慢できますが、普段の食事として野菜スープを食べるのならおいしい方がいいに決まっています。
ダイエットスープと感じさせないようなおいしさで、しかもカロリーは低く抑えられたスープレシピを紹介します。
【材料】4人分:玉ねぎ…100g、にんじん…80g、セロリ…50g、じゃがいも…100g、ズッキーニ…80g、いんげん…60g、ピーマン…1個、キャベツ…2枚、にんにく…2片、パセリ…1本、コーン…60g、押し麦…15g、ヒエ…15g、トマト缶…200g、
水…7カップ、オリーブオイル…大さじ1、顆粒コンソメ…小さじ2、ベイリーフ…1枚、塩コショウ…少々
【作り方】1.玉ねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいも、ズッキーニ、いんげん、ピーマンは洗って必要があれば皮をむき、1cm角のサイコロに切ります。
キャベツは食べやすい大きさに切り、パセリとにんにくはみじん切りにします。
2.鍋にオリーブオイルを熱し弱火でにんにくを炒めます。
にんにくの香りが立ってきたら玉ねぎを加えて透き通るまで炒め、他の野菜も加えて中火でよく炒めます。
3.2.の鍋に水、トマト缶は汁ごと、顆粒コンソメ、ベイリーフ、コーン、押し麦、ヒエを加えて強火にし、煮立ってきたら弱火にします。
鍋にふたをして、野菜が柔らかくなるまで弱火で20分ほど煮込みます。
4.塩コショウで味をととのえて、仕上げにパセリのみじん切りを振りかけます。
1人分のカロリーはおよそ140kcalになります。
トマトはビタミンの宝庫であり、またリコピンも豊富です。
リコピンはがん予防に役立ち、トマトの酸味の素であるクエン酸は疲労回復にも効果があります。
トマトはカロリーが低く栄養価は高めなので、このようにスープとしてもどんどん取り入れたい食材です。
家にある半端野菜も利用できるスープなので、トマトベースのミネストローネは冷蔵庫の野菜室を一掃する日にも持って来いのレシピだと思います。
短期集中型スープに飽きないために
短期集中型のスープダイエットは、7日間という期間を設けてありますが、たった1週間でも毎日毎日同じスープを食べ続けているとさすがに飽きてきて当然です。
大きなお鍋に野菜を入れて、始めに加える味付けは固形スープの素たった1個ですから、できたてのスープを食べると「ずいぶん味が薄いな」と感じるでしょう。
しかし味を濃くしないことがまた大切なポイントなのです。
野菜本来の味を楽しめるというだけでなく、味を薄くすることで、ご飯やパンが欲しくなるという欲求を抑えておくのです。
味が濃いものを食べると、大抵の人は「白いご飯が欲しい」と思いますよね。
この短期集中型スープダイエットではご飯もパンも基本的には禁止されているので、できるだけストレスを溜めないためにも主役のスープがうす味である必要があるのです。
でもどうしてもお米が食べたい、と思ってしまったら少しくらいなら食べてしまってもOK、という「ゆるさ」もこのダイエットの特徴で、あまりガチガチに固められてストレスを溜めるよりは時に息抜きをしながらでも続けて欲しいのです。
あれは食べてはいけない、と食べたい物を我慢するのもつらいですが、毎日同じスープを食べなくてはならない、というルールも段々つらくなってくるでしょう。
飽きのこないように、スープに少し手を加えて味付けのアレンジをしてみましょう。
アレンジしてもよい点も、このダイエットが続けやすいポイントのひとつです。
食べる分のスープを小鍋に取り分け、味噌、しょうゆ、カレー粉、ポン酢、チリソースなどで味付けをしてみてください。
わかめスープなどのインスタントスープの素で味をつけてもよいでしょう。
また気分や好みに応じて、温かいまま食べたり冷やして食べると変化がついて飽きません。
お昼は職場や学校で食べるという人は、ぴっちりふたの出来る容器に入れて冷やして持参することが多いと思います。
ただ、日持ちさせるためにも、毎日一度は火を通すことをお勧めします。