健康増進型痩身以外の効果
この甘い野菜スープを飲むダイエット法では、健康増進型と呼び名をつけただけあって健康面でのさまざまな効果も体験談として報告されています。
ダイエット自体がもともと体を元の健康な状態に戻すことを目的としているのですが、ダイエットを試みる多くの人が「ただ痩せること」を目的に無理な食事制限などを行なっている気がします。
このスープダイエットでは、そんな間違ったダイエットを試して失敗している人にも、健康な体を取り戻すために取り組んでみてほしい方法です。
さて、お医者さんが勧めていることもあり、このダイエット法を実践した人には痩身以外のさまざまな健康効果があらわれているようです。
その例をいくつか紹介したいと思います。
●血圧
血圧が高めで降圧剤を服用していた人が、正常値に戻ったそうです。
スープダイエットと食生活の改善で体重が落ちたことも、血圧を正常に戻すことができた要因のひとつでしょう。
●肌
40代でこのスープダイエットを実践した人の中には、老人性のシミが薄くなった、という人もいます。
また肌の張りやツヤが出てきた、皮膚が若返ってきた、と喜んでいる女性も多いそうです。
●便
肉が食生活の中心にあると、便やおならの臭いがくさくなると言われます。
これは腸内に悪玉菌が増え、腐敗が進むからです。
また肉ばかり食べていると便が細く、キレも悪くなりがちです。
そこで野菜スープを毎日飲み野菜中心の食事を心がけていると、腸内の善玉菌が増え便もおならも臭わなくなります。
便やおならが臭くないわけがない、と思うかもしれませんが、ヤギやヒツジなど草食動物の糞がそれほど臭わないことからも納得せざるを得ないでしょう。
野菜スープを毎日の週間にして便の状態をよくすれば、便秘や痔も解消できます。
●花粉症
野菜スープを毎日飲み穀物菜食を心がけて過ごしていたところ、頭痛まで起こしていた花粉症の症状が軽減したという人がいます。
これらの様々な効果は、野菜の持つミネラルやビタミン、食物繊維、そしてファイトケミカルを効率よく吸収できたことの結果と言えるでしょう。
野菜は薬ではありませんが、人間の体を作る食物をきちんと選ぶことで、本来の健康な体に戻すことができるのです。
短期集中型3日目
さて、スープダイエットも3日目に入ります。
ここでは短期集中型ダイエットの3日目の進め方を説明します。
ダイエットの道のりは平たんなところばかりではありませんが、3日坊主になってしまわぬよう踏ん張っていきましょう。
この日は、1日目と2日目のコンビネーションからベイクドポテトを除いた日と考えてください。
つまり、スープとバナナ以外の果物、根菜類以外の野菜を食べてもよい日です。
2日目に果物を食べられなかったので、この日に食べる果物の味は格別に感じるでしょう。
スープも毎日火を通して煮込まれて、ずいぶん味が深くおいしくなってきている頃です。
翌朝のカレーがおいしい、というのと同じで、煮込まれた野菜は味に深みを増していくのです。
また、3日目になると、胃袋もそろそろ小さくなってきていると思います。
ダイエット初日に感じていたような空腹感は、それほど感じなくなっていることでしょう。
しかしそれでもお腹が空いた、という時にはスープを食べてお腹を満たしてあげましょう。
個人差はありますが、この頃から体調に変化があらわれ始めます。
体重が2~3キロ減っている人もいれば、便秘がちになってしまった、逆に下痢をしてしまった、という人も出てくるようです。
下痢をしても風邪など別の理由がなければ、そんなに心配はいりません。
老廃物を含んだ水分が体外へ排出されている、と考えましょう。
便秘気味になってしまった人は、野菜サラダにこんにゃくを混ぜて食べるなどの工夫をしてみましょう。