健康増進型心がけること
甘い野菜を使ったスープダイエットでは、ダイエット効果を最大に引き出すために1日2回、空腹時に200mlずつスープを飲むことをお勧めしますが、それ以外に何か食生活において心がけておくことはあるのでしょうか。
特にこれと言った決まりがなくて続けやすいのも、このダイエット法の特徴ですが、やはり不摂生な生活を送っていてはダイエットどころか健康さえ失ってしまいます。
食生活においても同じで、体のことを考えて食べ物を摂ることも必要です。
ここでは、スープを飲むこと以外に心がけておきたい食事の内容についてお話したいと思います。
どんなダイエット法でもそうだと思いますが、食事の内容は穀物菜食が基本となります。
しかし一般の家庭で、完璧な穀物菜食を行なうのはとても難しいことです。
完璧にしようと気負い過ぎずに、できるところから少しずつ始めてみましょう。
まず主食のご飯を玄米に変えてみましょう。
玄米は白米に比べて歯ごたえがあり、においも始めは気になるかもしれません。
しかし慣れてくると案外あの歯ごたえがクセになるものです。
玄米は一晩水に浸けておく、という一手間さえ加えれば普通に炊飯器でも炊くことができます。
玄米のほか、最近スーパーや通販でもよく見られる雑穀を混ぜて炊くのもよいと思います。
今では白米に負けないおいしさの雑穀ご飯も食べられるようになりました。
その他、食べる量を腹八分目としていれば、スープ以外の食事は普段通りでよいそうです。
あまり厳密な制限があると続けられないですからね。
食べるときには一口につき50回くらい噛むつもりで、ゆっくりと時間をかけて食べてください。
食事に20分以上かけていると、満腹中枢が刺激されて食べすぎを防ぐことができます。
主食を白米から玄米や雑穀ご飯に変えること、よく噛んでゆっくり食べること、このふたつを心がけておけばスープダイエットの効果も自然に現われてくることでしょう。
短期集中型2日目
スープダイエット1日目は無事、乗り越えられたでしょうか。
ここでは2日目の進め方を説明します。
この日はスープと野菜オンリーの日と考えてください。
「えー、野菜だけで1日中過ごすの?」と物足りなさを感じるかもしれませんが、まだダイエットを始めて2日目ということもあり、意欲も持続していることと思います。
ただ、いくら野菜オンリーと言っても、空腹感を我慢することはありません。
お腹が満足行くまでスープと野菜を食べてよいのです。
スープ以外に食べる野菜は、生のままサラダで食べたり茹でて温野菜にしたり、ちょっと手を加えて煮びたしのようにしてもよいです。
ただし、かぼちゃやにんじんといった根菜類は食べないようにしてください。
野菜を食べるときには調味料の選び方に注意してください。
ドレッシングやマヨネーズ、油は避けましょう。
逆にゴマや香辛料、酢、塩などはOKですので、流行のいろいろな天然塩を試してみるのもおもしろいと思います。
そして何と、この日は夕食にベイクドポテトも食べてOKなのです。
おまけに少しならバターを塗ってもよい、というのですから、それを励みに朝と昼は頑張れそうですね。
本来ダイエットの敵と言われる炭水化物満載のイモですが、このように所々で自分へのご褒美を与えながら、それまで頑張っている自分を励ますことができるのも、このスープダイエットのよい点です。
またスープの味にも飽きてきた人は、食べる分を小鍋に分けて、しょうゆなどで味に変化をつけてもよいでしょう。
ずっと同じ具のスープを食べ続けるわけですから、飽きて当然なのです。
調味料を工夫して少しでも食べやすく味に変化をつけてみましょう。