効率的な有酸素運動のポイント2
それでは具体的な体脂肪率を低下させる効率的な有酸素運動のポイントをみていきます。
まずは運動強度を保つために「心拍数」をチェックすることがポイントです。
適度な運動強度といわれても自分にはどれくらいの運動量がいいのかわからないと思います。
そこで心拍数を活用すると自分の適切な運動強度を知ることができるわけです。
効率よく脂肪を燃焼させて体脂肪率を低下させることができる心拍数は、最大心拍数の60%~80%程度だと言われています。
体力に自信がなく不安な人は60%程度に、普通の体力を持っていると思う人は70%程度、体力自慢の人は80%程度の心拍数にすると脂肪が効率的に燃焼できます。
心拍数とは、運動の強度に比例して上昇するものです。
つまり心拍数を一定に保つことができれば、運動強度も一定に保つことができているということになります。
本来自分の最大心拍数を知るときには、自分の運動能力の限界時点での心拍数を測定するものです。
例えばランニングマシーンなどで自分ができる最大可能距離を走ってもうこれ以上は無理だというところで心拍数を測定するのです。
これが最大心拍数です。
しかし実際にはこうまでして測定することは難しいです。
ですから次のような計算式でおおよその最大心拍数を知ることができます。
最大心拍数は「220-年齢」です。
例えば30歳の男性が運動強度を70%程度にして運動する場合、最大心拍数=220-30=190。
脂肪燃焼に最も効率のよい心拍数は190×0.7=133となります。