住宅ローンの借り換えとは

住宅ローンの借り換えについてです。初めの契約時の借り入れ条件で最後まで返済し続けなければならないのだと、住宅ローンを使っている人でも思い込んでいる方もいます。返済途中で金利や借り入れ先、返済内容の見直しも住宅ローンでは可能です。今から10年前は住宅金融公庫の金利は2%というお得な数字だったので、金融公庫から借り入れて10年前にマンションを買ったという方もいるでしょう。借り入れ直後から10年間は月々11万円が返済金でしたが、住宅金融公庫は段階金利なので11年目に金利が上昇し、以後は金利が4%になったとします。その結果、返済額も2万円以上増えてしまいました。そこで金融公庫から民間金融機関の住宅ローンに借り換えることにしました。3%で住宅ローンを扱っている民間金融機関なら、それまでより1%良くなります。住宅ローンの借り換えによって毎月の返済が10,000円減るなら、仮にあと30年の返済が残っていると仮定すると完済までの金額が350万円は節約できるということになるわけです。このように、金融公庫のローンを民間のローンに借り換えるという以外にも、借り換えには色々あります。高金利の時代に住宅ローンを金利固定制で借りてしまったという方は、現在のローンへの借り換えで返済負担を軽減することができるでしょう。固定金利は期間が長いほど金利が高くなるのが一般的です。借り換えせずに使っていた方が得なのかどうか、固定金利で住宅ローン融資を受けている方は十分に考えて見てください。