小顔と大顔

現代社会では、小顔に憧れる傾向があります。タレントや女優にはキュートな小顔の女性が大勢います。小顔が近年喜ばれるのは、小づくりの顔立ちほどプロポーションが良く見えるためのようです。小顔の人の方が、同程度の身長の人同士を比較するとより足が長く見えますし、相対的に目も大きく、顔も締まって見えます。また、顔のサイズがより小顔の方が、女性はキュートに見えるようです。大顔にはいくつかの型があるといわれています。脂肪型の顔。体全体が肥満であれば、顔も影響を受けて、大きくなります。この他には、顔の皮下層の循環が悪くてむくみが出る人もいます。血の巡りやリンパの巡りが関わっているようです。歯ぎしりをしながら寝ているという人や歯に力を込めることが多い人は、筋肉に負荷がかかることが多く顔がごつごつして見えることがあります。逆にほとんど筋肉を使わないという人は筋肉がゆるくなりすぎるとがふります。普段から表情があまり変わらないという人は要注意です。何らかの理由で骨盤や背骨にズレや歪みがあると、顔の造作に変化が見られる場合もあります。これ以外にも、小顔がもてはやされる理由があります。大顔の原因となる水分や脂肪は、顔を大きく見せるだけでなく、たるみの原因にもなります。顔の皮膚が下向きに垂れると表情筋を動かす刺激が脳に届きにくくなって心が沈みがちになりますし、口元や目元などの皮膚が垂れ下がると年寄りに見えやすくなります。年を取って見えないようにするには、小顔を維持し、顔の皮膚を引き締めることが大事です。