肌のしくみ-1-

美白、美肌を保つためには、肌のしくみについて知っておくことも大切です。
せっかくの美白、美肌化粧品も、正しい知識のもとでのお手入れでなくては、その効果もあらわれにくいのではないかと思います。
肌は、外側から順に、表皮(ひょうひ)・真皮(しんぴ)・皮下組織(ひかそしき)の三層から出来ています。
表皮は外的刺激から肌を守る働きをしています。
よく耳にする角質層とは、表皮の一番外側の部分です。
真皮は表皮の下にあり、コラーゲンやヒアルロン酸などによって肌の弾力を保つ働きをしています。
一番下にある皮下組織は、脂肪を蓄えることでクッションのような役割を担っています。
私たちが「皮膚」という言葉からイメージするのは、表皮と真皮までの部分だと思います。
この部分の厚さは平均で2ミリ、一番厚いとされる足の裏でも3ミリ程度です。
一番薄くなっているまぶたでは、0.6ミリといわれています。
マッサージだからといってゴシゴシと強くこすりすぎるのは、かえってお肌に良くないと言われるのも頷けますね。
シミやくすみのお手入れで重要になってくるのは、主に表皮の部分です。
表皮は、厚さが0.2ミリほどしかありません。
このごく薄い表皮の状態によって、お肌の状態も左右されます。
シミの原因となるメラニン色素も、この表皮にある細胞で作られています。
美白化粧品の多くは、含まれる美白成分によって、表皮のメラニン色素を減らすことで肌をくすみのない状態にしていこうというものです。