親子ローンの種類について

親子ローンは、大別するとリレーローンとペアローンというタイプになります。これら２種のローンはそれぞれどのような内容でしょう。親子ローンのうちリレーローンと呼ばれる方式では、親のローンの後継者として子供を指定し、親の次に子がローンの返済を行います。親子の収入を合わせた金額でローンを組めるだけでなく、親の年ではなく子の年によってより高額の利用限度額で借り入れができます。ただしリレーローンを組む時は、完済までの期限や総返済額、どこまでを親子で共有するかが不透明です。ペアローンと呼ばれる親子ローンは、親子で資金を出し合ってローンを組む方法です。親子でそれぞれの融資を受け同時に返済をしていくことになります。税金対策が区分登記によってしやすいことや、大口融資が認められやすいことがペアローンのいいところとなります。家の構造などに制約がある為、自由設計ができない点が、ペアローンのデメリットになります。後の禍根を残さないよう、親子ローンを組む場合は返済タイプや借り入れ条件などについてじっくり話し合って、合意の上で話を進めるようにしましょう。曖昧な点を残したままで住宅ローンを組んだ場合、親子間で深刻な問題が起きかねませんので注意しましょう。親子ローンを利用するときには慎重に取り組んでいただきたいものです。