抗がん剤っていくらぐらいするの?

抗がん剤治療に使われている薬にかかる費用はどれくらいなのでしょうか?
残念なことに、抗がん剤の中には、保険が効かない薬剤もあります。
ですから費用は高いと言えます。
もし、抗がん剤の効果があるとわかっていても、費用が高くて手が出ない患者もいることは事実です。
長い間、抗がん剤治療に使われている抗がん剤は価格の安い物もあります。
それは新薬の特許が切れた後で発売されて、その場合は前より値段が安くなるのです。
こうした品を「後発品」と言います。
これらはジェネリック医薬品と呼ばれ、結構、多くの種類が発売されているのです。
よく抗がん剤に使われるシスプラチンは、先発品ですと1本50ミリグラム入ったものが約16000円です。
これが後発品になりますと、だいたいの値段は7000円から12000円と、とても安くなります。
注射で使われる抗がん剤で、1本あたりはどれくらいの値段になるのでしょうか?
リツキサンという薬は500ミリグラム入りでおよそ219.100円します。
またハーセプチンは150ミリグラムで74.000円ほどです。
タキソールは100ミリグラムで43.800円くらいします。
抗がん剤の飲み薬ですと、1錠あたりどれくらいの値段なのでしょうか?
肺がんに使用されるイレッサの価格に付いて言いますと、250ミリグラムが6800円程度、白血病などに使われるグリベックが100ミリグラムで3200円、胃がんに使われるティーエスワンは25ミリグラム850円と、値段は様々です。
保険治療の場合は高額療養費制度がありますので一ヶ月の支払総額に上限があります。
収入によってその金額は違いますが、8万から15万円ほどです。
支払った超過分については、手続きでお金が戻ってきます。

抗がん剤が辛くなったら・・・