通販とダイエットの歴史
通販でダイエットに役立つ道具を買うとい購買行動は、カタログ販売が原形でした。今から100年以上前、アメリカの農村部でカタログを使って行われていた商売が発端となっています。19世紀の末にはシアーズ等の大手カタログ販売業者が設立されました。現在の通信販売の基礎となるカタログ販売が本格的に広まったそうです。日本国内での通販はアメリカ産のトウモロコシが販売された1876年が始まりですが、広く使われるようになったのはラジオやテレビの通販番組が70年代に盛んに行われたことです。ネットの普及率が高くなり、個別配送のシステムが定着したことから、どんどん通販も便利に使いやすくなりました。ダイエットの歴史については様々な説があります。19世紀末頃のアメリカで、裕福な階級の人の特権だった飽食が中流階級にも浸透しました。高カロリー食による肥満体型が増えたことから、アメリカではダイエットが流行として広まりました。ダイエットブームに乗るようにダイエットの器具や食品を扱う企業が増え、肥満に対する否定的な意見も定着します。肥満体型はいいものではないという考え方が1890年代のアメリカではごく一般的になり、消費に対して否定的な見解を唱えることも第一次大戦中に広まりました。肥満は社会からの批判対象となりダイエットへの脅迫観念が人々に浸透したそうです。アメリカは日本と違って国民皆保険制度がないので、医者にかかる前に病気を治したい傾向があります。そのため、ダイエットのみならずサプリメントで栄養面や健康面の通販を利用し、医療費を減らそうとするのです。