痩せる下着とは

ダイエットグッズには、痩せるための下着などもあります。痩せる下着のメカニズムは何種類か存在し、身につけて歩くと運動効果が高まるタイプや、着ているだけで体が温められ代謝が高まるものもあります。発熱量が増えると仮定して、本当に下着で痩せるのでしょうか。安静時に熱を発生する主な臓器は、心臓・腎臓・肝臓です。下着を身につけることで、何もせずともエネルギーを燃やすことができるなら、運動をしなければカロリーが消費されないという前提がくつがえります。食事は体温を上げる手っ取り早い方法の一つです。例えば、食べたものから得た成分は消化器官から肝臓に届けられ、肝臓が熱を放つエネルギーとなります。食事をした後は、栄養の消化や吸収のために熱が発生するため、体温が上昇する傾向があります。食事を摂らない状態が長く続くと、ブトウ糖を体内に供給するために肝臓がアミノ酸を分解しはじめますが、この時に熱が出るようです。下着をつけるだけで肝臓が取り込む栄養素に変化が起きる可能性は低く、熱の発生量が増えることも考えにくいでしょう。肝臓の熱量の変化を確認した限りでは、身につけているだけで体が温まるという下着の影響はあまり受けていないようなので、やはり運動が重要といえるでしょう。日々のウォーキングやランニングの習慣をつけて、有酸素運動に毎日取り組むことが、脂肪の代謝アップには役立ちます。痩せる下着を着用して運動する事で消費する熱量が多くなる下着があれば、より高いダイエット効果を期待出来そうです。運動効果を高めるために作られている痩せる下着はバリエーションが豊かですので、どんなダイエットプランを実行するかで好みの下着も個人差があります。