ラブホテルの歴史

起源は、江戸時代の出会茶屋にまで遡る事が出来ると言われる。第2次世界大戦前には「待合」「赤線地帯」がその機能を果たしていた。第2次世界大戦後には「連れ込み宿」が多く登場した。1980年代頃から回転ベッドなど豪華な設備のホテルが建設された目黒エンペラー(目黒川沿いに存在し、現在は「ホテル目黒エンペラー」と改名)が有名であった。なお、現在はこのような形態でラブホテルを新規開業する事はほぼ不可能なため、ビジネスホテルで申請し、認可が下りた後に小規模な改装をして営業をしている所がほとんどで、これらは風適法にて届け出されている正規のラブホテルと分けて偽装ラブホテル(類似ラブホテル)と言われている[8]。そのため外観的に一般のホテルと大差ないラブホテルが増えてきている。 かつての、いわゆる連れ込み宿では、女中がお茶を持ってきたが、現在のラブホテルでは受付・会計も自動精算機の導入で店員と顔を合わせずに出入り出来るようになっていることがほとんど。ただし、一時期ラブホテルにおける殺人事件が多発したため、警察の指導により防犯ビデオが設置されている事が多い。これは顧客名簿に記入しない事に対する代替処置18歳未満は入店禁止であるため、18歳以下の子連れや家族利用はあり得ない。ラブホテルと思われる施設で子連れや家族利用を可としている所は偽装ラブホテルである可能性が高い。