アメリカのサプリメント副作用について

サプリメントの副作用は、アメリカでも無視できないようです。94年に成立した栄養補助食品健康教育法によってサプリメント大国となったアメリカでは、効能の情報、選択の自由を得た一方、選択の責任も負う事にもなりました。対して、日本では行政がサプリメントの認可は販売には比較的厳しく、その反面効果や効き目の表示は慎重な姿勢となっています。いずれにしてもアメリカでは、副作用問題が少なからず起きている様です。FDAには嘔吐・下痢・頭痛等副作用の報告が、数多く寄せられているそうです。程度の酷いものでは死者が出たという報告もあり、サプリメントの摂りすぎや体質との相性による副作用が原因だと考えられています。エフェドラという中国産の薬草を用いたサプリメントが、日本でトラブルを起こしたこともあります。日本では医薬品なので一般的には手に入りませんが、アメリカでは痩せるという効能が表示され、サプリメントとして一般に売られていました。今では、この成分は発売が禁止されています。サプリメントに副作用はないかというと薬品よりはないですが、皆無といっていいかというとそうではないようです。用法や用量を守らなければ、副作用、後遺症を残すケースもあるのです。サプリメントを具合の悪い時に服用すると、アレルギーや発疹などを起こすという方もいます。大変便利で健康維持に役立つサプリメントですが、利用の際は用法や用量をしっかりと確認したいものです。