住宅ローンのシミュレーションでのポイント

住宅ローンのシミュレーションをするうえで、さまざまなことを考えなくてはなりません。年収がどのくらいになるか、ライフサイクルはどう変化するかも住宅ローンのシミュレーションでは大事ですが、それ以外の要素もあります。シミュレーションをする時は、住宅ローンの返済以外にもどんな支出があるかを考慮に入れなければなりません。代表的なものは子どもの教育費です。子ども1人の大学卒業までかかる費用は、公立校のみとして平均して1,107万円が見込めるようです。これは、文部科学省の子どもの学習費費用と日本学生支援機構による調査結果によって算出された数字です。住まいを買い取ることは大事業ですが、子育てもそれ以上に大変なことなのです。団体信用生命保険や固定資産税などの費用は、家が無事にできて引き渡しを終えてからもかかり続ける、住居購入に関する費用といえます。住宅ローンのシミュレーションをするには、住宅の維持管理にかかる費用なども見込むといいでしょう。一括で払うには高額すぎるお金が家の購入ではかかりますので、住宅ローンが必要不可欠となります。住宅ローンは借入金額が高い分、返済は長期間になりがちです。どのような返済の形を選択するかで、ローンの返済が後々の家計を圧迫するかが変わってくるでしょう。ライフステージ毎に必要になる資金や収入の予想と絡めつつ、住宅ローンの融資条件や月々の返済金について慎重に見極めることが大事です。幸せな家庭を作るためにも住宅ローンの前にはシミュレーションを十分にしましょう。