抗がん剤治療と脱毛
がんの抗がん剤治療に使われる抗がん剤、その副作用は、みなさんいくつかご存知でしょう。
中でも一般的に知られている副作用が脱毛ですよね。
がん治療をしている患者さんで、髪の毛がまったくなくなってしまったケースもよくテレビなどで見かけます。
抗がん剤を使用すると、どうして髪の毛が抜けてしまうのでしょうか?
それは抗がん剤が人間の細胞の中でも、すごいスピードで細胞分裂するものを攻撃するように作られているからです。
その早いスピードで細胞分裂しているものが、正しく、がん細胞なのですが、なんと毛根の細胞も分裂のスピードが速いのです。
このため、毛根細胞も抗がん剤に攻撃されてしまうので一時的ですが毛が抜け落ちてしまいます。
抗がん剤治療では副作用による脱毛というものは一時的です。
治療が終わればまた毛が生えてくるのですから、これは我慢するしか無いようですね。
ですが女性にとってはとてもつらいことです。
女性にとっての抗がん剤治療はつらい治療であることは否定できません。
抗がん剤にはどれくらいの種類があるのでしょうか?
それは現在、6種類あります。
まず代謝拮抗剤、アルキル化剤です。
そして白金製剤に、抗がん性抗生物質、それに、植物アルカロイド、そして分子標的治療薬です。
白血球が減少してしまう副作用を持つ抗がん剤もあるのです。
白血球がもし少なくなったとしたら免疫力が落ちるということです。
抗がん剤治療をしている間は感染にも気をつけなければいけません。
病室を隔離したり、スタッフも患者を感染させないよう、十分に注意を払わなければなりません。