マウスコンピューターとは

製品は基本的にホワイトボックスパソコンと呼ばれる、独自品ではない既製品のパーツを組み合わせたものが大半である。

BIOSやケースは自社ロゴの入ったものを使用しているがこれも既製品の流用であり、ハードウェア面で自社独自設計といえるものはほぼ見られない。ノートパソコンも同様に、MSI製などの既製品ベアボーンで、これのメーカーロゴとBIOSを自社仕様に変更したものである。なお、段ボール箱など包装やマニュアル類は自社ロゴの入った独自のものか、あるいはOEM供給先のものを使用している。

パーツ・部材の大量一括調達などを利用した徹底的なコストカットによる、大手家電メーカーの近似スペックの製品と比較しての相対的な低価格が最大のセールスポイントであるが、同時に国内工場で製造した国産パソコンである事を最大のセールスポイントとして掲げており、大手家電メーカー製品の海外工場への委託生産というイメージと対照させての安心感を製品の特徴の一つとしている。ただし、実態としてはケースや電源ユニット・ノートパソコン用ベアボーンも含むほとんど全てのパーツを台湾(中華民国)や中華人民共和国、アメリカやマレーシアなど海外から輸入しており、これを国内家電メーカーの日本国内の工場で依託製造するという国内組立である。MCJ関係の工場にも製品組立機能はあるものの、自社関係の施設で主要パーツの取り付けを行なうのは一部のBTO製品に限られており、自社製造能力はごく小規模である。また、工場自体も修理センターとしての機能が大半を占めるなど、実態を見た場合にはファブレスメーカーに近い。

なお、現在は一部低価格ノートパソコンについて中国の企業へ生産を委託している。

マウスコンピューター – Wikipediaより抜粋

マウスコンピューター/ノートモデル